NEWめぐみ【萌未】さんの作者ニュース

後宮の女は人知れず咲いて散る花、飛べない鳥

こんにちは。

 この作品が私が韓流を書いた第一作だというお話はしました。

 では、その朝鮮王朝時代への扉を開いたきっかけはといいますと、「妖婦 チャン・ヒビン」という時代劇ドラマです。チャン・ヒビンはあまりにも有名な女性で、過去にも様々な人がたくさんのドラマで演じていますが、その数あるチャン・ヒビンものの中でも「悪女の涙を描いた最高傑作」と評論家からも絶賛された作品です。

 トンイにもチャン・ヒビンは出てきますね。でも、トンイのヒビンとはまた違って、更に気性の激しさがよく出ています。

 そのたまたま最初に見たドラマで「後宮女官は人知れず咲いて散る花、飛ぶことを許されない鳥」と謳う歌が出てきました。
 女官の間で歌われている哀しい歌とのことでした。
 国王の女である女官は生涯、嫁ぐこともできず、女盛りを無為に過ごし、その美しい時期を誰にも愛でられない、自由がないということをたとえた内容です。

 何だか切ないですね。
 

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