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皆様、本編からご覧いただいている方は、珠々が信成から
譲り受け、大切にしていた石榴の絵を憶えていらっしゃる
でしょうか？

信成の義理の祖母に当たる女性です。
今回の短編　花紋はその女性麗子が主人公。

本編では既に過去の人であり、信成と珠々の間で交わされた
話の中でしか登場しなかった女性、

大変美しく教養を備えた賢夫人だと信成は語っていましたが、
どうやら、出だしでは信成の話とはずいぶん違うようです。

果たして、その真実の姿とは？

知らなかった、身体で感じる快楽がこんなにも深く激しいなんて。