NEW弘田宜蒼さんの作者ニュース

画面は思いやり発信局 「ウグイス嬢はいつもボケる?🤔」

 毎度の事、選挙戦となると立候補者は疎か支援スタッフ、ウグイス嬢が乗った選挙カーが市街地、住宅街を「何々でございます」と手を振りながら👋隈無く巡るのは、名物な光景。
 だが独りで歩道などを歩いている時に出会すと、少し辛いものがある。私はあれだけ「笑顔で手を振っている👋」と無視出来ずに心苦しい思いをする。かといってその様な時に限って私一人しか周りにいないのだ。

 中1の頃に丁度、知事戦中で現職知事の選挙カーが地元に来た。近所の女性は、ウグイス嬢の声を聞き付けて玄関から出て来て手を振っていたが👋、後に続く大人はなし。周りには当時13歳の私一人だけ。「中学生だから選挙権ないしなあ」とは思うものの、無視するのも気が揉めたし、手を振り返す👋のも照れ臭い。
 何やかんや勘考している内に、現職知事を乗せた選挙カーが近付き、女性スタッフと目が合ってしまった。テンパった私が咄嗟に会釈すると、向こうも微笑みを湛えて会釈してくれた。
 「これだ!」。自分では妙案だと思った。「会釈してれば良いじゃん」。

 以来、私は全国どの都道府県で選挙が行われていようが、選挙カーと擦違えれば決まって「どうも」と、会釈して返すようにしている。
 地域によっては候補者が選挙カーから降り、自転車に乗って「宜しくー!!」と、私が年下に見えるのか手を振ったり👋している。
 それでも私は「どうも」と会釈。すると言わなくても良いのに、そういう職業な事は解るが「頷いてのご声援、誠にありがとうございます」とか、「励みになります」。ウグイス嬢の人はスピーカーで言い残して選挙カーは去って行く。

 その度だ。心中では「いやいや👋…僕は「頷いた」のではなくて、「会釈」したんですけどね」。この様に心中でツッコミを入れつつ自分で笑うしかない😝💦。
 
 貴方は選挙カーを見掛けた時、どうしていますか?
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