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【リレー小説】ルイーダの酒場


《ドラクエの世界でみんなで冒険しよう!》


ドラクエの世界観でオリジナル二次創作をリレー小説で書いてみませんか?
ドラクエの世界観なら、どんな物語でもOKです。
ただしドラクエの世界を楽しむためにも脱線しすぎにはご注意ください。


《ルール》
*ドラクエ好きなら、誰でも参加OK
*初めましてなどの挨拶はなし
*基本は三人称(場合によっては一人称もあり)
*前の人の文章を読んで話を繋げる
*順番は決まってないので、被った場合は先に書いた人の文章を優先する。またはうまいこと繋げる。


まずは物語に登場させるキャラを作成してください。雑談スレを作りますので、そちらにキャラ設定をなるべく詳しく書いてください。(キャラの特徴や背景など)


ドラクエ好きだけど文章苦手で~うる覚えで~…という方でも大丈夫。一行のみの参加でもOKです。とにかく繋げてドラクエストーリーを楽しもう!


ルイーダの酒場で待ってるよ(*^ω^)ノ


91 そしてしばらく考えた末、ムトは、おじいさんにこう言った。

「マツモトキヨシに行きなさい」

「この世界にあるか!」と言ったのは、パームだ。

だが、どうしよう。これからコンペイの塔にいって、おそらく柵はないであろう下に空が見える通路スレスレのところを落ちないように歩いて、無数の階段に迷いながらてっぺんまで行って、なんでこんなところに丁寧に宝箱にしまってあるんだという導きの手綱を取りに行かなければならない。

じいさんの薬も探さなきゃならない。どうしたらいいのか?

「森に行けば薬があるかもよ」とレミファ。

「やめとけ。ギターを弾いた神様が出てきたら、反射的に大きなイチモツを下さいってお願いしてしまう」これは、早く男に戻りたいと願う、ムトの気持ちだった。

「じいさん、悪いが俺達はこれからコンペイの塔に行かなきゃならないんだ。他をあたってくれよ」

するとおじいさんは、「コンペイの塔か……あそこを管理しているのは、わしじゃ。薬を取りに行ってくれたら、お礼に入口の鍵を渡そう」

「じいさん、薬はどこにある!」

よくある、一つのアイテムを手に入れるためのたらい回しに、ムトははまった。
92 「まずは医者をわしらの村へ連れていって患者の状態を見て欲しいのです。村はここから森を抜けた先にあります。ヤマイの村です」

ムトたちは早速、医者を連れてヤマイの村に向かった。
ヤマイの村に入ると、どこからか悲しい音楽が聴こえてきた。

「みんな病に伏せってるのか?」

村には誰一人歩いていない。
いや、一人ボロボロの服を着た村人の男が歩いているのを発見した。

「あのぅ~、すみません」

イワハシが話しかけようとすると、その男は突然「シャアアアアッ!」と言いながら襲ってきた。

くさった死体があらわれた!



93
「うわっ! この人、病気がかなり進行しているぞ! 大丈夫ですかぁ!?」

「バカっ! これは人間じゃねぇ! くさった死体だっ!」

 イワハシの天然のボケに、つかさずムトがつっこんだ。

 漫才のようなやり取りに、閲覧数が若干あがった。ヤスは、ほくそえんだ。

94 「俺に任せて!」とパームが出る。

「イナズマン!」

「イオナズンだろ! 呪文間違えてるし、そもそもまだ覚えてないだろ! いけ、レミファ」ムトの呼びかけにレミファがでる。

「ザオラル!」

「いや、生き返るか! 死んでまた化け物になってんだよ! イワハシ、はにかむな!」

こうなれば、自分しかいないとムトは剣を構えた。

「ヤス、ヒロ、ちゃんと撮ってくれよ」ムトは大きく剣を振り下ろした。

いい具合に入った。会心の一撃!

どうやら、病の原因はこいつが原因だったようだ。だが、腐った死体を倒したとて、病が収束するとは思えない。ムトはどうすればいいか、医師に尋ねる。

「そうじゃのう、ムカンの洞窟に湧くモデルナの水とキャクセン山に咲くファイザーの花をすり潰したのを……」

「ほら出た! 遠回しが多すぎて最初の目的忘れるパターン。待っとれ!」

2時間後……


水と花は用意出来た。

その間、ムトは、すでにレベル20をこえていた。

95 「よし、これをこうして……」

医師はファイザーの花をすり潰し、モデルナの水と混ぜ合わせた。

「さあ、この薬を患者の……」

「飲ませるんだな!」

「いや、肛門から注入するんじゃ」



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「こっ……肛門っ!?」

 全員、鳥山明風でも、尾田栄一郎風でもなく、楳図かずお風にガビーンとして驚いた。

「えーやだぁー。せっかくキレイなお水とステキなお花で作ったお薬なのにぃー。お尻からラブ注入するなんて……」

「レミファ、『ラブ』は余計だ」

 肛門注入を何気に可愛く表現するレミファに、ムトが、今では自慢のヒップをプリンプリンさせながら返した。

「さぁ、皆のものよ! 手分けしてこれを肛門にラブ注入するのじゃ!」

 医師は両腕を広げて、声高らかに伝えた。

「……王様かっ。ていうか、レミファの表現気に入るな」



97 医師は、ムト達に指示を出す。

「私とパームさんで男性のケツを、レミファさんとムトさんは女性のケツをお願いします。イワハシさんとヒロさんは、容器に薬を入れる作業をお願いします」

ムトの体に緊張が走る。
「え、俺、女の尻に入れるの……」

「そうよ、あなた今は女なんだから」

「いや、あの……」

ムトの目の前に体調の悪そうなおばあさんが……

「一発目ババァかよ!」

「ムトさん、俺の気持ちにもなってください」とパームが、土木作業員のようなおっさんの肛門を眺めていた。

「……こんな展開、堀井雄二さん考えてねえだろ」とムトはぼやいた。

医師はなんとなく気になっていることが、一つだけあった。

「あの、パームさん、聞いていいですかな?」

「なんでしょう」

「あなたもそうなんですが、なぜ皆さん首に分厚いタオルを巻いてはるんですか」

「はい、洞窟にいた時、ムトがキメラの翼を投げたんです。そしたら全員、勢いよく飛んで洞窟の天井に頭をぶつけまして……頭は帽子や兜で守れたんですが、首がめりこみまして」

「私があとでコルセットを作ってあげよう」

「助かります」
98
ムト達は、医師の手作りコルセットを装備した。防御力が2上がった。

そして、医師が作った薬を、病んでる肛門達に注入していった。介護力が10上がった。


99 ホイミでも効き目がなかった首をコルセットで保護し、様々な菊(*)のかたちを目に焼き付けたパームとレミファとムトの三人。ムトはさらに、鼻血まで出すはめに。

「どうしたんすかムトさん」とイワハシがムトの鼻の紙を詰め替える。

「悪い、イワハシ。女の生ケツ見て、マンガみたいに鼻血出すなんて、てか興奮しすぎたら鼻血噴くって都市伝説じゃなかったんたな」

「いやぁ、うらやましかったっす。俺も見たかったなぁ」

「俺は初めてモザイク無しで見たよ」

ムトはいま、童貞だったことがばれた。


ふと、なにかが手に握られた。

そこにいたのは、助けを求めたおじいさんだった。

「ありがとうございます。あなた方のおかげで助かりました。これがコンペイの塔の鍵です」

100
「…………あ、そうだった」

ムト達は鍵を受け取って思い出した。

本来の目的は、馬車を手に入れることだということを。

病や薬や肛門や尻に気を取られ過ぎて、誰もがすっかり忘れていた。

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