
With the king…
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miu🐈
シグマお帰りなさい。
ねぇ、半年も何してたの?あの小娘はナニ?
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pai🍄
せや、ちゃんと説明して
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sigma⚔
オマエたちの時間は半年だったようだが、オレにはたった2日だった。
この国…世界とはまるで違う異世界に行っていた。
ビアルネスを探しに…見つけられるような気がしたんだ
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最初に、ビアルネスがコチラの世界に迷い込んで来た話を手短に伝えた。※「おうさまの金曜日」参照
シグマはベルと『血の約束』を交わしたあと、手元から離れる虚しさに襲われ、ビアルネスの事を思い出した。
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来ることが出来たなら行くことも出来るはず
無我夢中で異世界への入り口を探し、見つけた時にはなんの躊躇いもなく穴に飛び込んでいた。
シグマの無謀すぎる行動を2人の妾は理解することが到底出来なかった。
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pai🍄
危険すぎる…もし、戻って来れへんかったら…考えただけでも恐ろしいわ…
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miu🐈
冒険好きもたいがいにするべきよ。
異世界ってナニ?
無謀すぎるわ…戻れる保証もないのに
アタシたちの事なんてどうでも良かったの?
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sigma⚔
心配かけて済まなかった。
いま思い返すと無謀だったと反省している。
でも、あの時はビアルネスを探し出して無事戻って来ると自信があったんだ。実際戻って来たんだ!
もう大丈夫。後始末もするさ安心しろ。
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それから、シグマは楽しそうに異世界のことを2人に言って聞かせた。
いつになく饒舌で深緑の瞳が少年みたいにキラキラ輝いている。
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sigma⚔
異世界は見たことない物で溢れていた。
スマホっていう薄い板があって、書庫にある本がすべて収納されているくらい情報が詰まっているんだ。
あと、空間を切り取って…その瞬間を残せる技術があって…
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