甘くて、切ない…

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[作品説明]

………君は、出会った時も今も変わらず私にとっては太陽だった。


私は、社会人三年目の優(ゆう)。
今年で、21歳になる。
高校を卒業し、すぐに社会人になった。
今まで付き合った人は、2人居たがその2人に浮気をされ、振られた。
そこから3年間、恋愛からは目を背けていた。
その分仕事に精を出して来たが、その仕事も最近は中々上手くいっていない。
恋愛も仕事も上手くいって居ない私だが、同期と友達にはとても恵まれていた。

ある日、同期と2人で呑みに行った時だった。
その同期は、いつも活発で、落ち込むってことを知らないんじゃないかって位明るくてとても優しい子だ。
名前は、彩葉(いろは)。
容姿も端麗で、申し分のない素敵な子だ。

彩葉「優さ〜、社会人三年目になっても彼氏出来ないの?」
優「まぁね〜。引きずってる訳では無いんだけど、欲しいとも思ってないし…。」
彩葉「ここじゃ、出会いも少ないしさ、出会い系とかやってみなよ〜!彩葉も最近出会い系で知り合った人といい感じだよ?」
優「出会い系は遠慮する!そんなのやってる人ってたかが知れてるよ〜!」
彩葉「…そんなことないと思うけど!!じゃあさ、ただ暇潰しに話すだけのアプリ入れてみなよ!」
優「…う〜ん。気が向いたらね!」
彩葉「はいはい、分かりましたよ〜笑
それより最近優全然笑ってなくない?」
優「まぁ、笑えるような面白いこともないというか。
笑う必要も無いというか。」
彩葉「優は笑ってる方が可愛いのに〜
あ、生1本くださ〜〜〜い!」
優「私も1本お願いします」
店員「かしこまりました!生2本〜〜〜!」

そんなこんなで3時間位呑んで、ベロベロに酔っ払って私たちは解散した。

次の日の朝、私は聞き覚えの無い通知音で目を覚ました。
「………………???」
見覚えのないアプリが入っていた。
「暇人集まれ!!」ってアプリだった。
「何これ……酔って入れた?彩葉が入れた?てか、頭痛い…」
そのアプリを開くとたくさんの男性から、「話そう!」とのメッセージが来ていた。
「馬鹿馬鹿しい………」
そう呟いて私は、携帯を伏せた。

夜になり、また聞き覚えのない通知音で目が覚めた。
その人の名前は、絵文字の梨だった。
「身長が160センチですが、お話して頂けますか?」
との変な内容のメッセージだった。

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