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第5回 Web小説コンテスト
佳作
狂愛の巣窟
完結[作品説明]
欲しいものならある。
いつも本気で求めているのに。
なかなか辿り着けないです。
自分の中の足りないピースはいつまで経っても見つかりません。
愛のあるセックスを。
渇いた心に潤いを。
佐倉 十和子、34歳。専業主婦。
趣味、セックス。
主人は5つ上の商社マンです。
子供は主人の連れ子19歳男の子と、私の連れ子15歳女の子の2人です。
連れ子同士の再婚で、主人との間に子どもは居ません。
不満はひとつもなく、セックスレスでもありません。
ただただ、火照りを持て余し身体が芯から疼くのです。
主人だけのセックスじゃ物足りません。
だからといって誰でもいい訳でもありません。
信じて貰えないでしょうが、
私は第一印象の目を見ればわかるのです。
この人、私に堕ちる。
私とのセックスに溺れる、と。
さぁ、今日は誰と身体を重ねるのでしょうね。
不貞行為、でしょうか。
言い訳するとしたらそれらは全て狂愛です。
私が今生きているこの世界は狂愛の巣窟なのです。
息苦しい世界なのかも知れません。
ですから、私は躊躇なくセックスする事で息を楽にする。
だからあなたも、その固くなって苦しそうな肉棒を私で楽にして差し上げます。
脱いでください。
淫らに愛液を垂らしヒクついているところへ。
私と一緒に溺れましょう。
(2021/11/16〜2022/01/24)