ジェンダー・ギャップ革命
完結[作品説明]
20☓☓年。
日本では、女性の女性による女性のための政治が行われていた。
それは、家庭に入って子を産み育てる「美徳」を暗に強要されてきた、女達による革命だった。
【男の役目】
・人口子宮に卵子を注入・着床させて、子孫を産むこと
・減税対象の女に代わって、6.8倍の税金を納めること
・キツイ、汚い、危険な職種に就いて、女達が豊かに暮らせる社会の消耗品となることetc...
また、卑しい男(家畜)を恋愛的に愛する女も、白い目を向けられるようになる。
男に出産が可能となった今、男女が交わる必要はない。
女尊男卑を確立した社会団体「清愛の輪」は、時に異性愛者をも刑罰の対象に据えるようになる。
「私達は惹かれ合っただけ。女が男を愛しただけで、何故、異常だと言われなければいけないの?」
「貴女達だって、そうしてきた。昔の貴女達は、女を愛する女、男を愛する男、性別を受け入れられない人間に、今の私達と同じ目を向けてきた。その価値観が、ただひっくり返っただけ」
「清愛の輪」実権者であるえれんを熱狂的に支持する、貧困層出身の愛津(あづ)。
表向き「清愛の輪」代表で、えれんの養女である織葉(おるは)。
そして、30年前、結婚ハラスメントによって親友を亡くしたえれん。…………
彼女達の行き着く正義は?
※終盤まで女性向け作品です。特に男性の方は気分を害されるかと思いますので、閲覧は自己責任でお願いします。
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