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~初恋~

第44章 誕生日~ファミリー~

~心太~


「心太~飲んでるかぁ~?ほら、飲め~」


「おっちゃん!飲みすぎだって…はい、お水~」


「あ?ん。サンキュー」


おっちゃんは水を一気に飲んだ


「心太は…那奈のどこが好きなんだぁ~??」

おっちゃんは俺の肩をバシバシ叩きながら聞いてきた

「えっ…///優しいし、がんばり屋だし…かわいいし…全部っす!!///」


なんか…恥ずかしいな///



「ほぉ~そっか♪」ニコッ

おっちゃんはなんだか嬉しそうだった


「那奈はな…高校の時にいろいろあったんだ…」


アキラの事?だよな…


「那奈から全部聞きました」


「えっ…那奈が話したのか?」


おっちゃんはびっくりした顔をして俺をみた


「はい。那奈から全部…」


「そうかそうか…」


おっちゃんは一瞬、はにかんで複雑な顔をした



「俺は…あの時、那奈に何もしてやれなかったんだ。守ってやれなかった。父親として…何もできなかった…」



「それは…おっちゃんは悪くねぇ…俺も一緒…」



おっちゃんはおれの頭をポンっと叩いた


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