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「あの…元気くんですよね？」


看護師さんは俺に聞いた


「あ、うん…えーっと…ｺﾞﾎｯゴホ」


やっぱり知り合いなんだ…

俺が困っていたら


「平岡琴音です！那奈の妹です」ニコッ


「あぁ～！！そっかぁｺﾞﾎｯ…那奈ちゃんの…ｺﾞﾎｯゴホ…琴音ちゃんだ！ｺﾞﾎｯ…」

笑った顔…那奈ちゃんとそっくりだ…



「だ、大丈夫ですか？？風邪…ですか？」


「あぁ…多分大丈夫…かな？ｺﾞﾎｯ…風邪みたいで…ｺﾞﾎ」


「元気くんちゃんとご飯食べてますか？」


「えっ…あのね…今親いなくて、ｺﾞﾎｯ…コンビニ食…ｺﾞﾎｯゴホ」


「えっ！ダメですよ！栄養あるもの食べないと…ん～よかったらなんですけど、私ここ昼までなんで何かご飯作りましょうか？」



「えっ…？いいの♪？ｺﾞﾎｯ…助かるよ…ｺﾞﾎｯゴホ…」


「元気くんの連絡先教えてください！終わったら連絡しますね♪♪」


「あぁ…はい！ｺﾞﾎｯ…」


俺は携帯番号を琴音ちゃんのメモ帳にかいた


「じゃあ気をつけて帰ってくださいね！」


「ん。ありがとうね…ｺﾞﾎｯ待ってるね～ｺﾞﾎｯゴホ」


俺は薬を貰って帰宅した