~初恋~
第61章 断る!
「断る!」
おっちゃんはそう言った
えっ?まじで?
なんで?
先に声をだしたのは那奈だった
『えっ?パパどうして?!パパ心太くんのこと良く思ってたんじゃ…』
「そんなこと言った覚えはない」
おっちゃんは無表情でそう言った
うそだろ…?!
俺はおっちゃんに言った
「那奈を絶対幸せにします!大切にします!那奈が居ねぇと俺が…駄目なんです。結婚させてください!!!お願いします!」
椅子から立って頭を下げた
頼むよおっちゃん
認めてください!!!
「クスクス…パパったら…いい加減もうその演技やめたら…?クスクス」
おばちゃんがそう言った
ん?演技?!
那奈もぽかーんとして俺を見る
「ハハハ!嘘だよ嘘!!言ってみたかったんだ~!!クスクス…いや、けどよかったよ心太の気持ちがきけて!」
おっちゃんは笑いながらそう言った
よ、よかった…
俺は力抜けて椅子に座った