メイド喫茶へようこそ
第10章 特別編~ハロウィンパーティー☆
ギイッ…
「「ハッピーハロウィーン♡!!」」
パンパンパンッ!!
ドアを開けた瞬間、クラッカーが弾ける
。
出迎えてくれたのは、黒猫と白猫のコスプレをした葵ちゃんと翠ちゃんだった。
もこもこ猫耳のカチューシャに、同じくもこもこ素材のチューブトップにミニスカート。
トップスの丈は短くておへそが覗いてるわ、スカートにしっぽはついてるわ、とにかく可愛い。
極めつけは、首につけられた鈴付きの首輪だ。
「「おかえりなさいませ、ご主人様!」」
sweetのふたごの看板メイドの猫コスプレに、俺は釘付けになった。
「か、可愛いね!」
「ありがとうございます、ご主人様♡」
「恐れ入りますが、招待状を確認してもよろしいですか?」
「…あっ、はい!」
翠ちゃんは差し出したハガキを受け取ると、隅に『12』とスタンプを押す。
「お楽しみナンバーです!ハガキなくさないようにしてくださいね」
俺はハガキを再び受け取ると店内へと進んで行った。