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第12章 千佳の場合〜ご褒美ください〜
「膝においで」
オーナーは私を膝にのせて、優しくキスをした。
ちゅっ…
ちゅっ…ちゅっ……
ゆっくりとだんだん深くなるキス。
私はうっとりと目を閉じて、オーナーの唇と舌を感じた。
「……んぅっ…ん…………」
オーナーはキスをしながら私の頭を優しく撫でる。
オーナーの大きな手が本当に好き。
「………はぁっ…///」
長いキスが終わって唇を離すと、オーナーと目が合った。
「用件はそれだろう?」
「……はい…」
オーナーは全部お見通しなんだ。
「いいよ。がんばった子にはご褒美をあげないとな」
オーナーは眼鏡を外すと机に置いた。
その仕草がなんだか色っぽくてドキドキする…