壁一枚 2nd
第13章 女友達
明子「約束って…彼女?」
孝志「そうだよ」
明子「…余計なお世話かもしれないけど
彼女と付き合ってて大丈夫なの…」
孝志「大丈夫って?」
明子「教員と生徒…だから…」
孝志「大丈夫だよ、もし反対されたら俺
教員辞めるから」
明子「辞めるって…」
孝志「反対された場合ね」
明子「…そんなに好きなんだ」
孝志「もう行かなきゃ、じゃあまた」
明子「…うん」
帰る事に
夢中になっていた孝志は
咄嗟に出た明子の言葉に気づく事はなく
美緒が待つ家へ
急いで帰って行った
明子「…」