
壁一枚 2nd
第15章 亀裂
勇樹「美緒、酔っ払ってる?」
由美子「間違ってアルコール飲んじゃっ
て…でも一口だけなんだよ?」
美緒「うぅ~」
勇樹「美緒、家まで送ってくから、俺の
背中に乗って」
由美子「美緒、立てる?」
美緒「…うん」
由美子の手を借り
勇樹の背中に乗った美緒
最初はぐらついたものの勇樹はしっかり
美緒を背中に負い
歩き出した
由美子「この道を真っ直ぐね」
勇樹「了解」
由美子「でも本当ビックリ、まさか美緒
がこんなに酒癖悪いなんて…」
勇樹「本当」
美緒「休むな~早く歩け!!」
勇樹「はい!!」
