壁一枚 2nd
第17章 後遺症
勇樹「じゃあ…やるよ」
美緒「…うん」
後戻り出来ず
美緒は勇樹に体を預けてしまった
熱のせいか自分の肌に触れる勇樹の手は
冷たく、それが心地好くて
美緒は行為の途中で
眠ってしまった
美緒「…」
勇樹「じゃあ俺、帰るから」
美緒「待って!!」
勇樹「何」
美緒「最後までしたの?本当に…」
勇樹「…それは」
ピンポーン(インターホンの音)
美緒「…」
勇樹「…」
その時
インターホンが鳴り誰かが訪ねて来た
話しの途中で出る気に
ならなかったが
美緒の家を訪ねて来た人物は
なんと…
孝志「美緒、美緒いるか?」
美緒「先生…」