壁一枚 2nd
第17章 後遺症
孝志「美緒、いるんだろ?」
美緒「先生…」
孝志「話したい事があるんだ、明子の事
で…」
美緒「…」
孝志「ちゃんと話したいんだ…だから頼
む、開けてくれ…美緒!?」
勇樹「…」
美緒「…帰って」
孝志「美緒…」
美緒「話したくないの…だから今日は帰
って…お願い…」
孝志「…」
勇樹がいる状態で
孝志を部屋に上げるワケにいかず
それに今、自分は冷静に話せる状態では
なかった為
孝志とはまた日を改めて
ちゃんと話す事に
美緒「…」
勇樹「…俺も帰るわ」
美緒「勇樹君、今日の事…先生には…」
勇樹「わかってる、言わないよ」
美緒「…」