壁一枚 2nd
第18章 罰
明子「まあでも…仕方ないんじゃない?
自分が悪いんだし」
美緒「…どういう意味ですか」
明子「私昨日、聞いちゃったの、あなた
とあなたの友達が話してるの…」
美緒「昨日…!?まさか…」
明子「私が話したのよ、孝志に」
美緒「どうして…どうしてそんな…」
明子「孝志が好きだからよ」
美緒「好きって…」
明子「孝志は私を友達だって言ったけど
学生時代、私達は付き合ってたの」
美緒「付き合ってた!?」
明子「別れたのだって、お互いを嫌いに
なったからじゃない、私は今でも孝志が
好き、もう誰にも渡さない」
美緒「…」