壁一枚 2nd
第21章 証
孝志「…」
明子「孝志」
孝志「…明子」
明子と話すの
会うのは、あの日以来だった
記憶喪失になった孝志の弱みに付け込み
彼女のフリをした明子
しかし孝志の記憶が完全に戻り
それを気に明子は孝志の前から姿を消し
たのだが…
孝志「…何か用」
明子「この前の事…謝りたくて…その…
私…」
孝志「もういいよ」
明子「…許してくれるの?」
孝志「友達だからね…許すよ…でももう
二度と…二度と俺達の前に現れないって
約束出来るならね」
明子「孝志…」
孝志「さよなら、さよなら明子」
明子「…さよなら」