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壁一枚 2nd

第21章 証



美緒「引っ越し?」

勇樹「うん、もしかして寂しい?」

美緒「…ちょっとね」

勇樹「ありがとう、嘘でも嬉しいよ」

美緒「嘘なんかじゃ…」

勇樹「…」


突然の引っ越し
元々、転校ばかりしていた勇樹にとって
引っ越しなんてそう珍しくなかったが
せっかく仲良くなれたのに
寂しいものがあった


美緒「…」

勇樹「そんな顔するなって、美緒には…
愛しの先生がいるだろう?」

美緒「うん」

勇樹「幸せにな」

美緒「ありがとう…ありがとう勇樹君」

勇樹「…」


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