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壁一枚 2nd

第2章 卒業



孝志「美緒、卒業おめでとう」

美緒「ありがとう、先生」

孝志「もう先生じゃないだろう?ほらっ
ちゃんと呼んで」

美緒「えっと…孝志…さん?」

孝志「さんはいらないよ」

美緒「だって…」


今日をもって
美緒は高校を無事、卒業した
二人はもう先生と生徒ではなくなる
その為、今までのように
こそこそ会ったり隠れてキスしたりする
必要などないのだが


孝志「…美緒」

美緒「先、じゃなくて…孝志さん」


二人は
今日も理科準備室で
キスをしお互いの愛を確かめ合った


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