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壁一枚 2nd

第9章 教授室で



美緒「もしかして先生…私と勇樹君の中
疑ってるの?」

孝志「別に…そうじゃないけど…」

美緒「だったらなんで?」

孝志「嫌なんだよ」

美緒「嫌って…」


孝志は勇樹に
やきもちを妬いているだけ
そんな事、美緒だってわかっていたが
いくら彼氏、孝志でも交友関係の事まで
言われたくなかった


孝志「…だから」

美緒「…嫌」

孝志「美緒…」

美緒「先生の頼みでも嫌、勇樹君は私の
友達だもん、だから…」

孝志「彼が…彼が美緒の事を好きでも…
それでもそう言える?」

美緒「先生…」


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