壁一枚 2nd
第10章 キャンプ
由美子「あっ、そこ足元、危ないから気
をつけて」
美緒「大丈夫、大丈…!?」
由美子「美緒!?」
美緒「痛った…」
足を滑らせ
派手に転んでしまった美緒
血を流すような怪我はしなかったものの
転んだ時に軽く
足を捻ってしまったようで
一人で歩くのは少し
難しかった
由美子「大丈夫?」
美緒「…うん…ごめんね」
由美子「ううん、今、湿布もらってくる
ね」
美緒「ありがとう…」
由美子の手を借り
今夜泊まるテントへ戻った美緒
湿布を貼ったおかげで腫れは引いたが
痛みが引く事はなく
夜になるにつれ痛みは強くなる
一方だった