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壁一枚 2nd

第11章 男は狼



孝志「なんて冗談」

美緒「えっ…」

孝志「美緒の事、泣かしたくないし…」

美緒「もしかして先生…この前の事気に
して…」

孝志「当たり前だろう」

美緒「…」

孝志「美緒?」

美緒「私なら大丈夫…大丈夫だよ…」

孝志「美緒…」

美緒「それに…さっきの事…忘れたいの
だから…」

孝志「…わかった」


美緒の頬に触れ
孝志は美緒の唇にキスをしてくれた
そのキスは
さっき勇樹にされた激しいキスとは違い
傷ついた美緒の唇を癒してくれる
優しくキスだった


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