
黒子を溺愛
第2章 お兄ちゃん~赤司征十郎side~
リビングに戻ると真太郎が声をかけてきた。
真「服を置いておいたが分かったのか?」
征「ああ、すごく助かった。ありがとう」
真「兄さん、ご飯は?」
征「もう、済ませているから大丈夫だよ。本当に気が利くな、お前は」
こう会話をしている間にも、タオルケットを取ってきて、枕になるように折ってくれている。
征「テツヤ、寝るのか?」
半分、意識が夢の中にあるテツヤに問いかける。
テ「ん、んぅ…」
ほぼ寝言に近い生返事を聞いた俺は、炬燵に腰を下ろして、テツヤを寝かせる。
