
黒子を溺愛
第2章 お兄ちゃん~赤司征十郎side~
シャツの袖とズボンの裾を捲りあげて、風呂場に入りシャワーを出す。
熱すぎたり、冷た過ぎたりしないように水温を調整して、テツヤにシャワーをかける。
征「きちんと手を洗えよ、テツヤ」
テ「かおは…?」
征「お兄ちゃんがキレイにしてあげるよ」
手をきちんと洗ったテツヤが、こちらに顔を向ける。
俺は洗顔料を泡立てて、テツヤの頬と口のまわりを優しく洗っていく。
そして、シャワーで流した。
征「はい、おしまい。よく動かなかったね」
頭を撫でながら言うと、テツヤは少しだけ頬を緩めた。
タオルで水気を拭き取り、真太郎が持ってきてくれたであろう服を着せた。
テ「せぇくん…だっこ…」
眠たくなってしまったテツヤを抱えあげて、風呂場を後にした。
