黒子を溺愛
第3章 お兄ちゃん~緑間真太郎side~
炬燵で寝ている愛しい弟を眺めながら、征十郎兄さんの手伝いをする。
騒がしい我が家の唯一の癒し、いや天使ともいえるその寝顔は俺たちの頬を緩ませた。
涼「あ~もう!!テツヤはどんだけ可愛いんスか!?」
大「可愛いなんて生易しいモンじゃねぇだろ、これは」
敦「もはや、犯罪だよね~」
ようやく鼻血が止まったというのに、また鼻血を出さんばかりの勢いで、ガタイのいい男二人が悶えていた。
真(気持ち悪いのだよ…)
溜め息を吐きながら、せっせと手を動かす。
俺の友達を呼ぶのに、俺が何もしないワケにはいかないのだよ。
征「大輝も涼太も朝食は済んだのか?済んでいないのなら早く食べろ」
大・涼「はーい」
多分、次にやることは、ご飯のおかわりを入れるか、食器を洗うことだな…