
黒子を溺愛
第4章 お兄ちゃん~青峰大輝side~
テツヤを預かったのはいいけど、これからどうすっかな~
テレビでも見るか…
そう思った時…
テ「ん…だいくん…」
大「どうした、テツ」
テ「ギュッてして?」
大「いつにも増して甘えん坊だな、テツ」
テ「だいくん、すきぃ」
大「ッ!!」
不意打ちだろ、今のは。
眠気のせいでとろんとした目で上目遣い。
暑さで少しだけ紅潮した頬。
恋する乙女のようなその表情は、破壊力が凄かった。
大「俺も好きだぜ」
そう言って額に口付けると、照れたように体をモジモジさせた。
可愛すぎんだろ、オイ。
これで無自覚だから、なおさらタチが悪い。
テ「だいくん、あそぼ?」
首をコテンと倒しながら、言ってくる。
高鳴る鼓動をおさえて、俺は聞き返した。
大「何をするんだ?」
