黒子を溺愛
第4章 お兄ちゃん~青峰大輝side~
そんなこんなで十数分イチャついていると、うるさい弟が降りてきた。
涼「あ―!!ちょっと、青にい!!何してるんスか!?」
大「なにって…イチャついてんだよ。な、テツ?」
テ「うん…?」
涼「あぁ…テツヤまでそんなことを…(泣)」
テ「りょうくんないちゃったよ?いいの?」
テツヤが俺を見つめながら言った。
大「いいんだよ、ほっとけば。そのうち立ち直るから」
そう答えると、
テ「そっか、ならいいんだ」
とテツが言った。
その横で項垂れている自分の兄のことなんか気にもせずに、無邪気な笑顔を俺に向ける。
テ「だいくん、りょうくんも、せいくんもよんで、とらんぷしよ?」
その言葉で立ち直った涼太が、ダッシュでトランプを取りに行ったのは、言うまでもない。