黒子を溺愛
第4章 お兄ちゃん~青峰大輝side~
答えているようで答えてないその返答に思わず顔が緩んだ。
大「そうか…なら早く書けよ。俺、寝ちまうぞ?」
テ「だめ!!はやくするからねたら"め!!"だよ?わかった?」
大「はいはい(笑)」
頬をプクッと膨らませて俺を見ながら怒る。
やること総てが可愛い。
少しすると、
テ「できた♪」
と嬉しそうな声が聞こえた。
大「よし、見せてみろ」
テ「うん♪なにをかいたでしょうか!」
絵を見てみると、赤、紫、青、緑、黄、そして黒の笑顔があった。
正直、上手くはないが、なにを書いたかは明らかだった。
大「これ…俺らか?」
テ「うん!」
ニッコリと笑うテツ。
嬉し過ぎてどうしていいかわからない。
ただただ、愛しい弟を抱きしめた。