黒子を溺愛
第5章 お兄ちゃん~紫原敦side~
おうちにみどちんの友達のウザいのがきたから、部屋へ戻った。
お菓子を食べながらついさっきの出来事を思い出していた。
涙を目にいっぱい溜めて、みどちんのところへ駆け寄っていくテツヤ。
みどちんは優しくテツヤを抱き上げてあやしていた。
なんだかモヤモヤして、羨ましくて、胸がギュッとして、見てらんなかった。
テレビも何もない、お菓子とベッドとテツヤの写真と自分だけが存在するこの空間が心地よかった。
敦「あらら~?このお菓子、ちょっと残念だわ~」
袋を見るといつも食べてるお菓子。
今の俺にはパンチが足りなかった。
何か刺激が欲しいと思っていたとき、ずっと聞きたかった声が聞こえた。
テ「あっくん、あそぼ?」