テキストサイズ

全部、愛してた。

第4章 もっともっと愛して

その時…



どんっ





何が起こったのか、理解するのに時間がかかった。




わたしは、遼ちゃんに押し倒されている。



「え…っ?えっ?…遼…ちゃん?」





「弁当より先に、空が食べたい。
もう、我慢できない…っ」




遼ちゃんはわたしの手首を押さえてキスをしてきた。


力強い…乱暴な…


輝がしてきた、あのキスと似ていた。



体がこわばる。



あ…恐い…よ



助けて…輝っ

ストーリーメニュー

TOPTOPへ