テキストサイズ

全部、愛してた。

第7章 思い出したくない過去

その時の輝は、その恐怖に怯えて逃げているようだった。





そんな輝が、わたしは許せなかった。









輝は無事に一命を取りとめ、数週間後には、意識が戻った。








それからまた、輝は何も話さない。







これじゃ、同じことの繰り返しじゃない……?










わたしは輝に聞いた。











「ねぇ、輝、なんで何も話さないの…?」








答えてよ。



ねぇ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ