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第3章 パトカー6号と高滝公民館

池田部長の指示でバイパス道路からそれて、若い佐久間巡査は旧道を走行し始めた。

この旧道はね、メジロラインが出来る以前はメイン道路だったんだよ、

そうなんですか、池田部長、やたらカーブが多いですね、

メジロラインとは新道バイパス道路の名称で、昔は外房方面に車で移動するならこの旧道を通過しなければならなかった。

部長、右側にガソリンスタンドが見えますよ

くねくね曲がった旧道を2キロ程走行したら、閉鎖されたガソリンスタンドが右側に見えて来た。

ああ、ここのガソリンスタンドも昔は、お客が入っていたからな、メジロラインが出来る前はここで、給油しておかないと、外房の海までガソリンスタンドが無かったんだよ、

池田部長はパトカーの助手席から見える、老朽化でボロボロになったガソリンスタンドを眺めながら語っていた。このガソリンスタンドに、さっきまで黒田明と田中理沙が居たのである。

部長、この旧道は最後どこに繋がっているんですか?

ほれあそこだよ、高滝ダムの橋のある細い旧道だよ、

佐久間巡査はパトカー6号を運転しながら、疑問に思ったことを池田部長に質問をしていた。また佐久間巡査でさえ、民家の灯りがついていないことを疑問に思っていたし恐い場所だと感じていた。






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