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僕のこたえ

第15章 セカンドキス

浅賀さんのマンションは僕の家から10分程度の場所だ。


この辺りでは一番高級なマンションだろう。


美しいエントランスには、噴水のようなオブジェが置かれていた。


浅賀さんは素早くオートロックを開け、エレベーターに2人っきりで乗る。


浅賀さんは10階を押した。


なんだか急に緊張してきた。


正直、女子の家に行くなんて初めてなのだ。


エレベーターがウィーンと音を立てて上がると胃がふわりと浮いた感覚になった。


ヤバいとはこれか?


手の平にじんわり汗を掻いていた。


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