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僕のこたえ

第3章 球技大会

残り五秒の時、アイツにボールが渡った。


「理人~そこからいけ~!」


君は張り裂けんばかりの声でアイツに指示した。


アイツの耳にはちゃんと届いていたかのようで、ゴール目掛けボールを放った。


ボールは綺麗に弧を描きゴールに入った。


一瞬静まり、スコアボードが動き、歓声が上がった。


アイツ、決めやがった。


君は永山さんと手を取り合い喜んでいる。


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