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僕のこたえ

第21章 寂しさから

新学期が始まった。

家を出ると朝のピンとした冷たい空気が肌を刺した。


僕はマフラーをギュッと締め直した。


駅に着くと愛海に会わないか探した。


そうだ、メールしよう。


『愛海、今どこだ?学校一緒に行かないか?駅で待ってる』


すると返信がきた。


『私、今日は休むから行って…』


僕は心配だったが、とりあえず『承知したお大事に』と打ち返した。


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