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僕のこたえ

第21章 寂しさから

教室に入ると一際美しい君に久しぶりに会った。


君の席を横切ると、


「東君、おはよう」


君は満面な笑顔で今年最初の挨拶をくれた。


「おはよう」


僕は気恥ずかしくなり、慌てて席についた。


僕の心臓はまたもや忙しくなる。


落ち着け!


もうお終いにした想いなはずだ。


なのに…僕の目はまた君の背中に視線を向けていた。


そんな自分が嫌になる。


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