テキストサイズ

僕のこたえ

第30章 合格祝い

ディズニーランドデートは順調だった。

だけど午後を過ぎると美奈はそわそわしてきた。


「美奈、どうした?寒い?」


僕は美奈の肩を引き寄せた。


「蓮君…私お泊まりは出来ないよ…」


ちょっと恥ずかしそうに呟いた。


「分かってるよ。門限は何時?」


「今日は特別11時。ディズニーランドって言ってあるから…」


「そうか…じゃあ8時頃ここを出るか…」


「ばかっ」


美奈が急に怒り出した。


「ちょっと、何?」


「蓮君、バカにしてる!美奈をバカにしてる!約束違うじゃないっ」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ