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僕のこたえ

第30章 合格祝い

美奈が人込みに紛れてゆく。


「美奈っ!美奈っ…待てよ!」


僕は追いかけた。


だけど美奈はどんどん離れてしまった。


僕は焦った。


「美奈っ…」


走って、人込みを掻き分け美奈を捜した。


美奈…美奈…


僕は…今、美奈を失いたくない。


嘘つきにはなりたくない。


僕は…



僕は…


シンデレラ城の前で漸く美奈の姿を見つけた。


「美奈っ」


美奈は立ち止まり振り返った。


美奈は…最高にキレイだった。


僕の新しいシンデレラだ。


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