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僕のこたえ

第33章 再会

別に何かを掛けてる訳でもない。


だけど夢中だった。


心の中でお前だけには負けたくないって叫んでいた。


結局お互い動けなくなるまでやり続けた。


勝負は引き分け。


コートで息を切らせ神山は寝転び、僕は座り込んだ。


「久しぶりだな、神山」


「東は元気だった?」


「勿論だ」


神山はニカッと笑った。


汗だくなのに憎たらしい程爽やかで良い笑顔だった。


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