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僕のこたえ

第34章 心の隙間

6月…僕はハタチになった。


美奈には誕生日を告げていなかったからスルーされた。


言えば良かったのかもしれないが、誕生日だと自分から言うのも気が引けた。


誕生日を喜んだのは他でもないスミカさんだ。


そう、僕はお酒が飲める年になったのだ。


スミカさんはようやく息子と飲めると言って、やたら僕を飲みに連れ回した。


お陰で僕はアダルトな雰囲気で酒を嗜む事を覚えた。


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