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僕のこたえ

第36章 一人旅

僕は…僕は…


まだどうしようもないくらい君を愛している。


届かない想いだけれど、僕の心は狂おしい程君を恋しいと思っていた。


寺院に夕日が落ちてゆく…


篠崎さん…僕は君を未だに愛している。


この気持ちをもう否定も恥もしない。


例え愛していると言えなくても、君に会う事も触れる事もなくても、この気持ちを大切にしたい。


落ち行く夕日に僕は微笑んだ。


気づくと少女の姿はなかった。


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