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僕のこたえ

第40章 柄にもなく

せっかく話が盛り上がってるのに遥香ちゃんの携帯が鳴った。


「ちょっとごめんなさい」


慌てて携帯に出た。

「あっお兄ちゃん…えっ…ええっ…最悪…分かった…行くよ!行く!行けばいいんでしょっ!
はい…後で…」


携帯を切りふうっと大きな溜め息をついた。


嫌な予感がする。


「東先輩ごめんなさい、お兄ちゃんがマンションの鍵忘れちゃって、家に入れないの。
これから帰らなくちゃ」


さっきの会話の中で遥香ちゃんは学校傍のマンションに、お兄さんと二人暮らしと言っていた。


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