テキストサイズ

僕のこたえ

第42章 本気になる程

「別に彼女じゃないし…」


「いいのか?そんな事言ってると、朱美の二の舞になるぜ」


「お前が言うことかよっ」


僕は思い切り神山の頭を叩いてやった。


なのに神山はケタケタ笑った。


「まあ、東は俺から見てもイケてるから自信持てよ」


何故か励まされ神山は立ち去った。


憎らしい程格好いいヤツだ。


僕は神山の後ろ姿を見て、久しぶりに君を思い出した。


いつも神山の手を握りしめ歩く君の後ろ姿を…


そういえば、最近全く君を思い出していなかった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ