王子さまを失ったお姫様
第3章 悪化
「んッ…」
懐かしい夢を見たな…
てか寝ちゃったし…
裕史はまだ帰ってないのかな?
と思い起き上がる
あれ?
誰か寝てる?
ベッドの横に誰かが…
「裕史?なんでこんなとこで…」
体を揺ってみる
起きない…
「ねぇ…裕史!起きてよ!裕史!」
嘘ツ…
どうしよ…
パニクる私
「ただいまー」
下では智輝の声が…
部屋を出て下に向かって叫ぶ
「智輝ッ!!裕史が…ッ」
急いでかけ上がってくる智輝
「裕史がどうした?」
「倒れてて…ッどうしよ…」
智輝は部屋に入った
「!ッ…大丈夫生きてる、落ち着け、とりあえず救急車、」
私はその場から動けない
智輝は救急車をよび
悠介と親に電話してる
「しっかりしろよ芽依!お前が支えてやらねぇーでどうすんだよ!裕史は必死に生きようとしてる!お前だけは背そむけちゃいけねぇ!!逃げんな!」
そうだよね…
裕史は私が守るんだから!
裕史に寄り添い手を握る