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359°

第3章 高まりと迷い


木下と駅で別れた後、オレはまっすぐ家に帰った。
木下には悪いけど正直、頭の中はバンドのことでいっぱいだった。


「卓、ご飯は?」

「後で食う」


ドタドタと階段を上がると、オレは姉ちゃんの部屋に入った。
実はオレの部屋には、コンポもなければパソコンもない(泣)


「は?卓?」

「げっ、姉ちゃん!」


社会人の姉ちゃん、いつもならこの時間まだ帰ってないのに…
なんでいるんだよっ!!


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