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そしてボーカル…。
これだけは、納得のいく人材がなかなか見つからなかった。
できれば俺は《REAL AND GLAY》の色を壊したくなく、メンバーとの相性もあり、ボーカルは何度も入れ替わった。


あと一年見つからなかったら全てを諦めよう…そんな時、《デュラン》のライブで卓也と出会った。


「マサに感謝しないとな…」

「ああ、だけど歌い方はマサだぜ？」

「それは徐々に教えていけばいいさ」