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第4章 葛藤と友情


「順平、ありがとな」


なんだかんだ言って相談に乗ってくれる順平の優しさに、オレは感謝した。


「帰り、マック奢れよ」

「はっ?」

「てか《デュラン》のチケット代、サラリーマンの兄ちゃんにもらったんなら、お金どうした?」

「あ…」


そういえば、すっかり忘れてたwww
むかついてそのまま使おうかと思ってたけどwwww


オレはチケット代を順平に渡した。


これでオレがボーカルの話を断れば、彼らとは接点がなくなる。


…これで、いいんだよな…


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