テキストサイズ

359°

第4章 葛藤と友情


トラックは狭い路地に入るとハザードをつけて止まった。
車の中から、制服を着た3人の業者が出てくる。


オレはなんとなくむかついて、その場で業者を睨み付けた。
するとそのうちの一人と目が合う。


「えっ…」


ドキッとした。
目が合った業者は、なんと蒼士だった。


「…っ」


蒼士もオレだと気付き、一瞬気まずそうな顔をする。


「誰?知り合い?」


隣で木下が話しかけてきた。
だがオレはなんとも答えられず、慌ててきびすを返した。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ